ziechanA’s diary

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

高額療養費の計算方法と給付金の受け取り方について知っておきたい事

 

高額療養制度について最低限知っておくべきこと

国民健康保険に入っている人は自己負担金を越える金額は後日払い戻しを受けることができます。

 

自己負担金を越える金額が発生した月、例えば5月分の場合であれば10月下旬に役所から「高額療養費申請手続きのご案内」というはがきが届きます。

 

私も届きましたので、内容をチェックして疑問点が出てきましたので、役所に問い合わせたりして理解することができましたので、今回これを記事にして整理しました。

 

高額療養費の給付金の計算結果に疑問があった

10月下旬に下図の書類が届きました。

私の場合、自己負担限度額は18,000円ということなので、下図の赤枠部分とその下の行の2,018円を合計した金額(21,748円)から18,000円を引いた金額(3,748円)が給付されるはずです。

 

ところが、右上の支給予定額は1,730円になっています。

 

なぜ こうなるのかが分からないので区役所に問い合わせた結果、わかりました。

 

赤枠で囲った金額は私の医療費分で、その下の2,018円の分は私の家内の医療費です。

 

自己負担限度額を越える分の支給については、私の医療費についてのみ適用できるので、赤枠部の合計(19,730円)に対しての計算になり、18,000円を差し引いた1,730円が支給額になるとのことでした。

 

そういうことかとやっと理解できました。

届いた書類

高額医療制度について

高額医療制度とは、国民皆保険制度に入っている人が入院や手術で高額な医療費がかかった場合に、自己負担の限度額を越える分は後から払い戻しを受けることができるというものです。 ただし、対象は保険診療にかかる部分のみです。

 

国民皆保険制度

国民皆保険制度
医療費の自己負担の割合はどうなっているか

自己負担割合

高額医療費の自己負担限度額はいくらか

下記表の出典は上リンクを参照しました。

 

高額医療費と民間医療保険の関係

高額医療費の給付を受けても、民間医療保険の保険金 給付金を受け取ることができます。

 

よって、高額療養費申請時の医療費金額から民間の医療保険金 給付金を差し引く必要はありません。

 

高額療養費と医療控除の関係
  1. 高額医療費・・・公的医療保険の制度
  2. 医療費控除・・・所得税、住民税の制度

医療費控除で申請する医療費の中には保険診療適用外の治療や投薬等を含めることができます。

 

医療費控除で申請する医療費総額については、公的医療保険からの給付や民間の医療保険からの保険金、給付金の分を差し引く必要があります。

よって、高額療養費の給付金は差し引く必要があります。

 

高額療養費の申請手続きの簡素化ができる

高額療養費の申請手続きの簡素化ができます。

 

これにより、初回時に申請すれば、高額療養費は自動払いになります。

 

支給が発生すれば支給決定通知書が送られてきます。

 

ちなみに、自動払い戻し中は「高額療養申請手続きのご案内」のハガキは送られてきません。

 

ただし、下記の条件を満たす必要があります。

  1. 世帯主が70歳以上であること
  2. 被保険者全員が70~74歳であること
  3. 国民保険料の滞納がないこと

様式

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二宮金次郎