ziechanA’s diary

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

「空腹こそ最強のクスリ」で見える、朝食は本当に必要なものなのか?

 

空腹こそ最強のクスリ」という本がよく売れているようです。

 

私も興味があり、近所の書店で見つけて買って読んで見ました。

 

一時、書店にもなかった時期があり、メルカリやブックオフでもさがしたのですが、最低価格が900円であったり、中には定価1400円を上回る2000円超の値付け品があったりして買うのを躊躇していました。

 

この本はさいたま糖尿病クリニック院長の青木厚氏が書かれたもので、インスリン離脱やクスリを使わない治療に力を注いでられる方です。

 この本で提唱しているプチ断食の方法

食後16時間以上の空腹時間を設けることです。

 

具体的な例としては夕食を夜7時に摂るとして翌朝11時で16時間ですので、昼食はそれ以降に摂るということです。

 

そうすると当然朝食抜きの1日2食になります。

 

著者はこの空腹時間が「最強のクスリ」であると言っておられます。

 

1日に必要なカロリーはいくらか?

基礎代謝に必要なカロリーについて、この本では下記のように書かれていて、運動等を考慮して2~3割増しとしても1日2食で十分摂取できるということです。

  1. 30~49歳 男性  1500 kcal
  2. 30~49歳 女性  1170 kcal
  3. 50~69歳 男性  1350 kcal
  4. 50~69歳 女性  1110 kcal
  5. 70歳~   男性  1220 kcal
  6. 70歳~   女性  1010 kcal

日本人はこれまでずっと1日3食だったのか?

日本人が朝食を摂るようになったのは江戸時代の元禄頃からだそうです。

昔の武士も農民も朝食は抜いていたようです。

 

 

糖尿病に対してこのプチ断食は有効か?

糖尿病の原因は炭水化物等の糖質を過剰に摂取することですが、著者は糖尿病に対して、糖質制限よりもむしろこのプチ断食による空腹時間を増やすほうがよいと言っておられます。

糖質制限
摂取量を1日170g以下に抑えること。ちなみに茶碗1杯の白米の糖質は150g。

 2型糖尿病でインスリンの効きが悪くなる要因はなにか

私は50台後半くらいから糖尿病と言われて、これまでいろいろな本を読んで勉強してきました。

 

私も含め多くの方はインスリンは分泌しているが効きが悪いために血糖値が上がっています。

 

では効きが悪い原因はなにかですが、これまでに読んだ本では体に「炎症」があるとそのようになるというものでした。

 

今回、この本で得られた知識も含めて整理すると下記のようになります。

 

インスリンの効きが悪くなる理由
  1. 炎症
  2. 脂肪肝・・・これも肝臓の炎症の一部ですが糖質過多になると脂肪肝になるみたいで、実に日本人の4人に1人がそうらしいです。
  3. 内臓脂肪・・・食後10時間経過してからこの内臓脂肪が分解されるようです。

朝食が必要かどうかについては書籍でバラバラ

これまで読んだ本で どのように書かれているかをまとめてみました。

 

朝食不要派

森田トミオ氏著「糖尿病に薬はいらない」

朝食は肥満のもとで、有害であると断言されています(P.359)

 

ヨーロッパのウェーバー博士によると、朝は老廃物の排泄タイムなので、食事をとらないことが必要とのこと。

 

また、フランスのスーリエという人の尿中毒素の研究で、昼夜2食のほうが毒素の対外排出が多いデータが判明。

 

人の体の機能として、食物が入ってくると、自動的に消化吸収を優先させてしまうからだとのこと。

朝食必要派

根来秀行氏著「血管をゆるめると病気にならない」

体内時計リセットのために朝食は必要、ただし、食事と食事の間隔は5時間程度あけるほうがよいと書かれています(P.170)

 小林弘幸氏著「寝入りが9割の睡眠秘術}

金の朝食で時計遺伝子を活性化するために朝食が大事と書かれています(P.122)。

 

三輪恵美子氏著「超快眠法」

朝のリンゴは金、昼は銀、夜は銅」という言葉で、朝食は睡眠で失った栄養補給と活動に必要な糖吸収のために必要と書いておられます(P.65)

三橋美穂氏著「睡眠メソッド100」 

朝食は必要だが、夕食から朝食までは12時間以上あけるほうがよいと書かれています(P.202)。

朝食は空腹時のほうが、インスリン分泌が多くなり、そのシグナルで体内時計がリセットされやすいとのこと。 

 この本をよんで納得したこと

私が過去のブログでまとめたことで、まず一番大事なことは血流をよくすることで、そのためには腸内環境をよくすることです。

 

そして腸内環境をよくするには

  1. 便秘をさけること。
  2. 加工食品などの防腐剤に注意。
  3. 抗菌剤や除菌剤の多用で潔癖症にならないようにすること。
  4. 糖質や遺伝子組み換え食品の摂りす注意することすること。
  5. 小麦粉の摂りすぎに注意すること。

と書いたのですが、これら以外に「食べすぎ」ということもあることがわかりました。 

食べすぎも腸内環境を悪くし、腸もれにつながります。

 

 

 

 

 朝食要否については書籍でいろいろな意見が書かれていますが、この本を読んで、確かに空腹時間を設けて内臓を休ませる必要があると思いました。

 

私はA型で真面目ですので、なにがなんでも健康常識とばかりに1日3食というステレオタイプ(思い込み)にとらわれていたのではないかと思います。

 

B型の人はマイペースで1日3食などには関係なく、腹が減ったら食事、眠くなれば寝るというふうですが、その生き方が正解なのかなと思うこの頃です。

 

朝食は英語でbreakfastですが、fastは「断食」を意味し、breakfastで「断食をやめる」という意味なので、ある意味、夕食から朝食までは断食をあらわしているのですね。

 

 

 

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