ziechanA’s diary

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

糖尿病腎症等の腎臓病は高血圧の薬で劇的に改善できることを知るべき

今回は前回の続きで、腎臓が降圧剤で改善できるという内容です。

参照させて頂いた著書は下記のとおりです。

 

 
 

 

腎臓は高血圧の薬で劇的に改善できる

前回のブログで尿アルブミン対策としてプロテイン摂取を中止、「ケレンディア」を服用して改善できたことをお知らせしました。

 

 

ケレンディアとはなにか

ケレンディアはMRB拮抗薬(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)の一つで、2022年3月28日に慢性腎臓病治療薬として製造販売が承認された薬です。

 

 

ケレンディアは高血圧の薬(降圧剤)の一つです。

 

降圧剤にはどんな種類があるのか

降圧剤について調べた結果を下記表にしました。

降圧剤種類

ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRB)の中で新薬は下記の二つあり、尿アルブミン改善に効果があります。

 

  1. ミネブロ(エサキセレノン)
  2. ケレンディア(フィネレノン)

 

腎臓は高血圧の薬で劇的に改善できる

上記表のとおり、降圧剤すべてが腎臓によいわけではありません。

尿アルブミン改善に効果があるのは〇印の降圧剤のみです。

テルミサルタン(ミカルディス)

2008年、糖尿病腎症2期(尿アルブミン300以下)の患者に効果があると発表されました。

降圧剤の効果だけでなく、腎臓病を治す効果があるとのことです。

カルブロック(アゼルニジピン)

尿アルブミン改善に効果があります。

 

アダラート(ニフェジピン)

これは逆に尿アルブミンが悪化するようです。

 

牧田クリニックの治療方法

尿アルブミン300以下の場合・・・ミカルディスとカルブロックを処方

尿アルブミンが著しく高い場合・・・アルダクトンA(スピロノラクトン)

 

糖尿病になるとなぜ腎臓が悪くなるのか

血液中にブドウ糖が増えると腎臓に過度の負担がかかるためです。

腎臓の機能
  1. 血液をろ過、老廃物や余分な塩分を除去し、尿として排出
  2. 体内に必要なものを再吸収
  3. 体内水分量やイオンバランスの調整
  4. 血圧のコントロール
  5. 赤血球を作る
  6. ビタミンDを活性化して骨を丈夫にする

 

尿アルブミンが高くなる理由

腎障害が続くと「AGE」が大量に生産され腎臓のろ過膜にくっつき、「炎症が起きます。

すると、排出されるべき老廃物が排泄されにくくなる一方、タンパク質であるアルブミンが排出されるようになるからです。

AGE(Advanced Glycation End Products)
AGEとは血中の糖分がタンパク質と結合して作られるもので体中の正常な組織にべたべたくっついて「炎症」を起こします。

 

体内に「炎症」があるとインシュリンの効きが悪くなり、ますます糖尿病が悪化するというマイナスループに入ってしまいます。

 

慢性腎臓病とはなにか

慢性腎臓病(CKD)とは下記の症状が3か月以上持続する場合と定義されています。

CKDは心筋梗塞などの心血管病合併の頻度が高く、また無症状のうちに腎機能が低下し、透析や腎移植につながるおそれもありますので要注意です。

  1. タンパク尿の出現
  2. GFRが60mL/min/1.73m2未満

慢性腎臓病ステージ分類


糖尿病になるとなぜ血圧に注意しなくてはならないのか

腎障害により、腎臓の塩分、水分の調節力が弱まるので、血圧が上昇します。

血圧が上がると、腎臓の毛細血管にダメージを与え、ますます腎障害が進行します。

心腎連関というマイナスループに陥ります。)

血圧コントロールが必要

糖尿病腎症を悪化させないためには血圧コントロールが必要です。

著書「糖尿病で死ぬ人、生きる人」では 130-80

著書「最強の解毒術」では 135-85

と書かれていて、このくらいを保持するようにすべきなのでしょう。

 

健常者は高血圧を放置しても問題ないでしょうけれど、糖尿病患者は注意が必要なのでしょうね。

 

後記

健康情報はネットでたくさん存在し、真逆の情報もあり、なにを信用すればよいのか分からないこともよくあります。

安易に信用せずに自分で納得できるまで調べるということが大事かなと思っています。

次回は「糖尿病の人が注意すべきこと」をまとめてみようと思っています。

 

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二宮金次郎