ziechanA’s diary

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

人種差別問題とダーウィンの進化論には少なからぬ関係があった!

 

ダーウィンの進化論と有色人種差別問題との関係

私は学校でダーウィンの生物進化論を知ってからですが、どうしても人間がサルから進化したとは思えませんでした。

 

サルやチンパンジーなどの類人猿が、猿人になり、原人になり、そして人間に進化したという説ですが、それではなぜ、現在、サルがそのまま存在しているのでしょうか?

 

進化の過程の猿人や原人は今、存在しないのに、なぜ サルがそのまま残っているのかが理解できません。

 

また、サルと人間というのは脳のレベルが違いすぎるということもあって、進化論には不信感を持っていました。

 

そんな中、たまたま進化論に触れている書物に出会いました。

 

進化論を調べようとしたわけではなく、死後の魂について書かれている、渡部昇一氏著の「魂はあるか」という本です。

 

この本では有色人種の差別問題はダーウィンの進化論に関係があると書かれており、なるほどと納得させられることがあります。

 

今回この内容を紹介しようと思います。

 

 

ダーウィンの進化論とウォレスについて

ダーウィン(1809~1882)はイギリスの自然科学者で、1859年 彼が50歳の時に「種の起源」を出版しました。

 

ダーウィンは裕福な人で父は医者、母はイギリスの有名陶器メーカー「ウェッジウッド」の娘です。

 

彼は1831年、24歳の時から5年間 政府の船 ビーグル号でガラパゴス諸島などを航海した経験より自然選択による進化論を「種の起源」でまとめました。

 

「種の起源」出版に大きな後押しになったのが後輩であるイギリスの生物学者ウォレスの進化論についての連絡であったとされています。

 

ウォレスはダーウィンとは違い、貧しくて高等教育も受けていないが地頭がよかったのでしょう。

 

マレー(今のインドネシア)に行き、昆虫標本を作り、それを売って生活する人でした。

 

そんな彼が「昆虫が生き残るのは「適者生存」という原理が働いたため」という「種の起源」にダーウィンが出版する数年前に気づいたということです。

 

進化論と有色人種差別とどういう関係があるか

進化論が世に出るまではヨーロッパではキリスト教の教えですべての始まりは「神」でした。

 

ところが進化論で、「人はサルから進化した」となるとそれまでの「神」の否定になってしまいます。

 

「人は神の子」という教えに反することになり世の中は混乱し、さまざまな「拡大解釈」が生まれることになります。

 

  1. 言語進化論ということが言われだした。
  2. 人間にも進化の段階があると言い出すようになった。

 

 言語進化論

これは有色人種の言語よりも白色人種の言語のほうが進化しているという説。

 

ある言語学者は白人は有色人種と結婚すべきでないとまで言い出すようになったそうです。

 

いつの時代もバカ学者というのは存在するものだなあとつくづく思います。

 

人間にも進化の段階がある

これは有色人種よりも白色人種のほうが進化していると考える説のこと。

 

有色人種差別のトリガー

このような拡大というか勝手な解釈により、白人は有色人種を見下すようになったということです。

 

この思想がやがて19世紀後半から行われる植民地政策につながってゆくことになります。

 

インドネシアはオランダに、インドシナはフランスに、アボリジニはイギリスにというように世界各国で植民地が現れます。

 

日本に有色人種差別はあるか

上記のような進化論の影響を日本は受けていません。

 

よって、日本の植民地政策はヨーロッパのそれとは全く異なり、原住民を尊重するものであったと言われています。

 

私もテレビで国内でBLMなどの声を上げてデモをしているのを見たことがありますが、現実を見て行動しているのか、はなはだ疑問に思っています。

 

人は本当にサルから進化したのか

私が以前から違和感を持っていたこの件についても著書のなかで触れています。

 

著書では「人の脳そのものが根本的に類人猿や猿人から発達したものではないようです。

 

類人猿までは進化論にそった発展があったかもしれませんが、そこから人間へは「量子力学的飛躍」があって、その時に人の脳、霊魂が発生したと書かれています。

 

結局のところ、よくわかっていないのでしょうね。

 

 著者 渡部昇一氏について

1930年山形県鶴岡市生まれの英語学者ですが、幅広い評論活動をされてこられました。

 

私は彼の著作「昭和の大戦への道」を読み、洞察力に感銘を受けました。

 

それまでは第二次世界大戦を引き起こしたのは日本で時の首相が悪者だと単純に思っていましたが、まさに「目からうろこ」で全く違う真実を直視することができました。

 

「かくて昭和史は甦る」も読みたいと思っています。

 

残念ながら彼は2017年86歳で亡くならました。

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