ziechanA’s diary

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

糖尿病の人は造影剤で腎臓がダメージを受け尿アルブミン値が悪化する

 

糖尿病の人が常日頃から注意すべきことはなにか

厚生労働省がリリースしている「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」によると「糖尿病が強く疑われる者」は約1,000万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」も約1,000万人と推計されています。

 

 

日本人口は約1億2、000万人ですが、「糖尿病が強く疑われる者」と「可能性を否定できない者」の両方で60歳台では33.2%、70歳台では42%にも達するようで、高齢者の3割から4割の人が糖尿病になっているようです。

 

私も含め糖尿病を持っている人はどんなことに気を付ける必要があるかについて書いてみました。

 

ご家族に糖尿病の人がおられる方も教えてあげてください。

 

前回と同じく牧田善二氏著「糖尿病で死ぬ人、生きる人」を読んで学ばせて頂いたことを紹介します。

糖尿病で死ぬ人、生きる人/牧田善二
by カエレバ
 

 

造影剤腎症というものがある!

造影剤腎症というのは造影剤で腎臓がダメージを受けるということです。

 

MRIやCTでは造影剤を使うとがん等の異常部位がはっきりと見えて診断しやすいということがあり、医療関係者も安易に使ってしまいがちです。

 

しかし、これを契機にして腎臓の機能が悪化し、尿アルブミンの値が高くなり、最後は人口透析にまで進展してしまうおそれが十分にあるというのです。

 

著書の中でも実際の患者の例をあげて説明しておられます。

 

医師も専門分野に分かれていることもあり、糖尿病専門医や内科医はこのことを知っているが、他の放射線科医は知らないこともあるようです。

 

注意すること

糖尿病の人はMRIやCTを受ける場合には「糖尿病治療をやっているので造影剤は使わないで欲しい」とはっきりと要求すべきです。

 

最近の画像診断装置は品質向上が著しく、造影剤を使わなくても十分な解像度が得られるそうです。

 

眼科で糖尿病網膜症の検査でも「蛍光眼底造影検査」というものがあり、これも尿アルブミンに悪影響を与えるので、注意が必要とのことです。

 

消炎鎮痛剤で腎臓の毛細血管漏れが起きる!

消炎鎮痛剤でも腎臓の毛細血管漏れが起こり、フィルターがダメージを受け、尿アルブミンが悪化するそうです。

 

消炎鎮痛剤の中でも「エヌセイズ」と言われる「非ステロイド性消炎鎮痛剤」がよくないそうです。

 

ネットで「エヌセイズ」と検索すると出てきますが代表的なものは「ボルタレン」「ロキソニン」等でTVのコマーシャルや歯を抜いたときの痛み止めとかでよく目にするものですよね。

 

検索して副作用のところを見てみますと確かに「腎臓」に対しての注意が書かれています。

 

尿アルブミンの値を定期チェックする必要がある!

尿アルブミンの値が300を越えないように注意することが必要です。

 

この値が300以下ならば「テルミサルタン(商品名ミカルディス)」や「スピロノラクトン(商品名アウダクトンA)により確実に治る時代になっています。

 

そのためには、3か月に1回は採尿して尿アルブミンの値を検査してもらうことが必要です。

 

腎症の進行速度はゆっくり進むので3か月毎で十分とのことです。

 

私も3か月に1回検査してもらっており、前回は71.9で、その前は83.4です。

 

尿アルブミン値は300以内に入っていればそこから先は正常値(18以下)には届かないまでもそれ以上に悪化することはなく、低空飛行が可能ということのようです。

 

腎臓のダメージを防ぐためには血圧を130/80にコントロールすることが絶対に必要とされています。

 

尿アルブミン値が5000とか6000とかになったら人工透析になってしまいますからこれは絶対に注意すべきことです。

 

サプリメントにも副作用はある

私もそうですがサプリメントには副作用なんてないものだと思っていましたが、実際にはやはり体内に入るものですから副作用はあるようです。

 

私も56歳頃 糖尿病と言われて色々なサプリを試しました。

 

一番最初は「しもん茶」でしたが、これはまだ私も糖尿病初期だったので軽かったのでしょうか、すぐに効果があると実感しました。

 

そのうち、あまり効果がみられなくなり、やめました。

 

その後、サラシアやアカシアポリフェノールなどを服用してみましたが、私の場合あまり効果は実感できませんでした。

 

人によっては効果が見えることもあるかと思いますが、私は逆に胃腸にもたれ感のようなものを感じてやめてしまいました。

 

私はウコンは服用した経験はありませんが、飲酒前に飲めば肝臓によいというイメージがありますが、これも逆に肝機能障害を引き起こすというリスクもあることが最近わかってきたようです。

 

やはりサプリメントを過剰に信用するのは禁物ですね。

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