ziechanA’s diary_糖尿病でも元気!

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

糖尿病の人は知っておくべきこと、血糖値を下げたら合併症は出なくなるのか?

 

糖尿病は治らないが合併症は治る!

私と同じ2型糖尿病の方に是非読んで頂きたい本があります。

 

牧田善二氏著「糖尿病で死ぬ人、生きる人」で、2014年第一刷発行の本です。

 

 

私は当初買った時はとにかく全部読みましたが、当時はまだブログもやっていなくて読書をしながらメモを取る習慣はありませんでした。

 

その後、色々な糖尿病の本を読みましたが、最近読んだ書籍 藤田紘一郎氏著「毛細血管は「腸活」で強くなる」の中で、「毛細血管漏れ」ということを知り、これが上記の牧田氏の著書と深い関係があるのではと思い、もう一度 牧田氏の本をじっくりメモを取りながら読んでみました。

 

その結果、やはり深い関連性があるのがわかり、糖尿病の人なら知っておくべきことと思い、ブログにまとめることにしました。

 

まず最初に結論から書きます。

 

糖尿病の人に知って頂きたいのと、ご家族に糖尿病患者がおられるなら是非教えてあげて頂きたいと思っています。

 

結論

上記2冊の著書から学んだことを以下に書きます。

 

糖尿病になった人はその後色々な方法で血糖値をさげる努力をしますが、その結果、今HbA1cや食後血糖値がある程度下がったのでもう合併症の心配がないと思って安心しているのは間違いです。

 

以前、高血糖状態があれば、今いくら血糖コントロールで正常範囲に下げても10~15年たつと合併症は必ず起きます。

 

理由は「高血糖記憶」というものが存在するということなのですが、私は正直これがなぜなのかがいまひとつ理解できませんでした。

 

 ところで、「毛細血管漏れ」については私の9月18日のブログ記事「毛細血管漏れや腸もれが存在する!」に書きました。

 

その中で、過剰なブドウ糖がたんぱく質と結合して終末糖化物質(AGE)を生成し、たんぱく質を劣化させると書きました。

 

毛細血管はコラーゲンというたんぱく質でできており、毛細血管にAGEが作られると毛細血管がダメージを受け、細胞の密着がゆるみいわゆる「毛細血管漏れ」になってしまいます。

 

そこでこれが重要なのですが、コラーゲンの寿命は15年ということのようで、このためにいったんAGEで毛細血管もれが起こると10~15年はそのままになってしまい、後日がんばって血糖値をさげても毛細血管もれは治らないのです。

 

糖尿病で一番やっかいな合併症は糖尿病腎症ですが、これは毛細血管のAGEと腎臓の受容体によって発症するとされています。

 

そう、合併症は毛細血管もれから発生するのです。

 

ただし、昨今の医学の進歩により、合併症は治る時代になったそうです。

 

よって、「糖尿病は治らない」 が、 「合併症は治る」というのが結論です。

 

10年くらい前までは 「糖尿病になったら合併症が起こる、合併症は治せないので、なにがなんでもどんな手を使っても血糖値をさげなくてはいけない。血糖値さえ下げれば安心ですから」という治療指針を聞かされたのですが今ではそれは正しいとは言えないということです。

 

ただし、今から10~15年先のことを考えるとこれ以上悪化させないためにも血糖コントロールは必要と考えていいと思います。

糖尿病の3大合併症

1.腎症・・・これが最も恐ろしくてやっかいなもの、「高血糖記憶」あり。

2.網膜症・・・目の毛細血管のダメージによるもの、「高血糖記憶」あり。

3.神経障害・・・唯一これがいわゆる「高血糖記憶」がないと言われていて、血糖コントロールをするとすぐに効果があるとされています。

 

糖尿病腎症について

これはなにが恐ろしいかというと重くなってくると「人口透析」になってしまうということです。

 

人工透析になると身体障碍者1級になり、医療費は公費になりますが、時間の制約を受け仕事に支障をきたします。

 

これを防ぐには「尿アルブミン」を定期的(3か月に1回)調査することです。

 

尿アルブミンとは腎臓の毛細血管がダメージを受け、毛細血管もれになりフィルターに穴があいた状態になってしまい尿中にたんぱく質が含まれるようになるその値のことです。

 

尿アルブミンが5000や6000になると人口透析が避けられなくなります。

 

2008年の論文で糖尿病腎症を治す治療法(ミカルディスによるもの)が発表されました。

 

尿アルブミンの基準値は18以下ですが、現在は医学の進歩により、尿アルブミンが300以下ならば「テルミサルタン(商品名ミカルディス)」や「スピロノラクトン(商品名(アウダクトンA)」により確実に治せるようになりました。

 

ミカルディスは降圧剤ですが尿アルブミンの改善に効果があるようです。

 

これ以外の降圧剤には効果がなかったり逆に悪影響のあるものもあるようですから要注意です。

 

もう1点注意することは腎症悪化を防ぐためには血圧を130/80以下にすることが必要とのことです。

 

網膜症について

網膜症は網膜の毛細血管もれが起こり、ダメージを受けてゴースト化するために起こるものです。

 

網膜症になった場合、まず手術をさけるためには「レーザー光凝固術」というものがあります。

 

また、重症な網膜症の場合でも「抗VEGF療法」という注射もあります。

 

信頼できる眼科医に見てもらえば糖尿病での失明は回避できるようです。

 

神経障害について

神経障害はしびれや痛みという症状ですがこれらを感じることができるということはまだ神経が機能しているからだそうです。

 

神経障害も神経の毛細血管もれが原因ですが、これだけは高血糖記憶というものがなく、血糖コントロールをすると毛細血管が回復して治るそうです。

 

血糖コントロールをすると合併症はでなくなるのかという調査

血糖をコントロールすれば合併症は本当にでなくなるのかについては アメリカでも相当以前から医療関係者の間で疑問があり、エビデンス、データの必要性に迫られていました。

 

それで1983年から長期にわたってアメリカで調査が行われました。

 

その結果は、2013年に発表され、「血糖値の悪い状態が過去にあると将来必ず合併症が出てくる」というものでした。

 

注目すべきは1983年調査スタート時の血糖コントロールの方法が「カロリーコントロール」ではなく、「炭水化物を減らす」というものだったことです。

 

一方、日本ではどうだったのか。

 

日本糖尿病学会(JDS)は2013年春の発表で「カロリー制限を引きつづき支持する」としています。

 

カロリー制限とは 一例として170cm男性の場合、1日1600kcal に制限するのが糖尿病には有効だという考えです。

 

私が初めて糖尿病と言われた2006年、56歳頃は 確かに病院でもカロリーコントロールを盛んに教えられました。

 

カロリーブックを見せられ、クッキー1個でもこんなにあるとか言われたのを覚えています。

 

私の7月30日のブログ「糖尿病に対するケアは変わってきたか?」についても書きましたがカロリーコントロールが糖質制限に変わってきたのが だいたい2014年頃からだとおもいます。

 

アメリカでは1983年、日本とは31年もの長期のズレが存在したのですね。

 

私の対策

結局、キーポイントは毛細血管だということが分かったので以下のことをこれまでの筋トレやウォーキング以外に実施しています。

 

毛細血管もれ対策

毎日サラダに少量のシナモンをふりかけて食べること

ルイボスティーを毎朝ティーカップに1杯飲むこと です

 

ルイボスティーは当初のどがイガイガしていましたが、用量を調整して飲み続けたら最近はイガイガ状態がなくなりました。

 

また声の出がよくなったと感じています。声帯にも毛細血管があり、よい作用をしているのかなと推定しています。

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腸もれ対策

ねばねば食品がいいということなので、毎晩 山芋をすったトロロを食べるようにしています。

 

おかげさまで、快便になっています。

 

著者 牧田善二氏について

牧田氏は1951年生まれで糖尿病専門医です。

AGE牧田クリニックの院長さんです。

北海道大学医学部からロックフェラー大学にすすまれ、血液中のAGE]の存在とその測定方法を開発されました。

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