ziechanA’s diary

気持ちは40歳台、年齢は老年、趣味は読書、将棋、麻雀、ゴルフ(スコアがさっぱり)で唯一の持病が糖尿病の爺ちゃんのブログです。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。糖尿病体験や好きな読書の感想などを書いています。 

健康の秘訣は結局自律神経と毛細血管の血流にかかっているという事実

 

病気の原因は結局血流なのか

大阪上本町わたなべクリニック院長 渡邊章範氏著の「病気の9割はこれで治る!血管と自律神経」によると、病気の9割が「血管の老化」と「自律神経」に原因があると書かれています。

 

私はこれまで順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏の自律神経に関する著書や、糖尿病についての本やゆる体操の本、「血管をゆるめると病気にならない」という本も色々読んできましたが、総合して考えてみると最後は健康のキモは血流ではないのかという結論に至りました。

 

 

 

つまり全身の毛細血管にまで血流が届いている状態がベストであり、それを実現しようと思うと精神的に興奮せず、落ち込まず、平常心が必要で、それができる人がゾーンに入ることができて自身の持っている実力も100%発揮できる。

 

「思わざる」も多分そうで、考えても仕方がないことを人はつい考えてしまい、不安になり自律神経の不調を招く、考えないために、単純動作の反復作業を行う、それがウォーキングであったり、読経であったり、瞑想であったり、山道をひたすら歩く修行であったりで、常に平常心でいられるような訓練をするのではないでしょうか。

 

またそういうベストなメンタルな状態では免疫能力も十分になるので病気にならず、なっても回復が早いということなのでしょう。 

 

自律神経が整った状態とは

交感神経も副交感神経も両方とも高い状態がベストな状態とのことです。

 

現代では副交感神経に対して交感神経が高い状態の人が多くてそのために体調に異常を起こしている人が多いとのことで、逆の場合はうつの傾向になるらしいです。

 

交感神経が高い場合

血管の収縮が進行し、血圧があがりますが、末端部の毛細血管も収縮するので血流が滞ります。

 

血圧が上がった状態では当然動悸も激しくなりますが、手足が冷たくなるのはそのためです。

 

血管が収縮し、血流の速度が速くなるので血管内細胞にダメージを与え、血栓の原因にもなるそうです。

 

また、免疫力が上がりすぎて、元々持っている自身の細菌まで殺してしまうとのこと。 

 

副交感神経が高い場合

血管が広がりすぎて、血圧が上がらず末端の毛細血管の血流が滞ります。

 

血圧低下や心拍低下により、リラックス過剰になり、意欲が減退、やる気がなくなり

うつの傾向になります。

 

免疫力で言うと、白血球内のリンパ球が増えるのでウィルスに感染しにくくなりますが、行き過ぎるとわずかな抗原に反応し、アレルギーを起こすことになるようです。

 

自律神経を整える方法(副交感神経が高い場合)

意識して交感神経を上げる必要があり、そのため仕事においては自身に納期のノルマをかけるとかライフスタイルに制限を設けるなどのようなプレッシャーが必要とのこと。

 

自律神経を整える方法(交感神経が高い場合)

このパターンの人が圧倒的に多数のようで、順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏の数ある著書に色々書かれています。

 

著書では「ゆっくり動くこと」、「呼吸方法」、「腸内環境を整える」等から「生きていく心構え」まで書かれていて非常に勉強になりました。

氣功

自律神経を整えるという観点で見た場合、以前 目にした「氣功」が頭に残っています。

 

60歳くらいの頃に「氣功」に興味を持ち、「ドクター苫米地&”神の手”氣功師 すごい氣が出るDVDブック」を購入し、DVDを見ました。

そのDVDでは全日本氣功師会会長の張永祥氏による秘伝功「ぷるぷる氣功」が紹介されています。

 

これは自然体で立った姿勢での呼吸からはじまり、両手を前にもってきて上下に振動させ、徐々にひざも上下に振動させるというものです。

 

もうひとつ、別の中国系の人のDVDで「秘技」というものをみたことがあります。

 

そのDVDはその時は重要だと思えなくて紛失してしまいましたが、内容は単にその場ジョギングで両手をぶらぶらさせながら行うというようなものでした。

 

当時は「秘技」というからどんなものかと期待してみたものの当て外れでがっかりした記憶が残っています。

 

どこが秘技かという怒りさえわいてきたほどでした。

 

しかし、今、考えると「ぷるぷる氣功」も「秘技」も結局は手足を振動させて先端の毛細血管に血が巡ることをねらっているんですね。

 

考えるとジョギングも貧乏ゆすりも同じような目的なのではと思えてきて、そうすると確かに秘技なのかもしれないと思います。

 

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結局キモは毛細血管か

交感神経が上がっても副交感神経があがっても血流が悪くなる、それにより色んな病気が起きるということは、つまり毛細血管の血流の如何が健康の「キモ」なのかと思います。

 

そう思いながら書店で本を物色していたら、毛細血管についての本を見つけ、購入して読んでみました。

 

その中に、「体内で炎症があるとインシュリンの効きが悪くなる」という一文をみつけびっくりしました。

 

最近の研究で分かったとのことです。

 

私は2か月ごとに血液検査をしてHbA1cをチェックしているのですが、今年のこれまでの平均は2013年以降のNGSP表示で9です(以前の表示では8.6)。

 

食後のウォーキングや筋トレなどやれることはやってきているつもりですがなかなか数値がよくなりません。

 

夕食後のお菓子や甘いものはなかなか止められませんが、以前はこれで効果があったのに最近は改善の傾向が見られません。

 

私の目標は8にしているのですが、よくならないのはやはり年のせいかと思っていました。

 

血液検査でもインシュリンの分泌量は正常なのに効きが悪くなっているのです。

 

HbA1cを過度に気にする必要はなく、尿アルブミンに注意を払っておけばよいというのはわかっていても、やはり数値の改善が見られないというのは気持ちが悪い。

 

そんなときにこの本を見つけ読んでみました。