ziechanA’s diary

今年70歳になった爺ちゃんAの体験です。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。高齢の今、持病の糖尿病との奮闘記や好きな読書の感想などを書こうと思っています。 

糖尿病に対するケアは変わってきたか?

糖尿病治療方針の移り変わり

私は56歳の頃(2006年)初めて血糖値が高いと医者に言われてからもう14年になります。

 

最初は は? 糖尿病ってなに? というくらいの知識でした。

 

若い頃に知人で結構高齢の方が糖尿病になったと打ち明けてこられて、なにもわからないまま、心配をしていましたが、その後 だんだんやせてこられて最後はふ報を聞くことになりました。

 

その程度の知見で糖尿病についての知識もなく、自分がそうなるなどとは全く想像もしていませんでした。

 

それで、まずやったのは糖尿病について勉強することで、書店に行き本探しからはじめました。

 

私が最初に読んだのは下記の2005年発行の本でした。

 

平成17年(2005年)頃の書籍

私が最初に読んだ本は森田トミオ氏の著書「糖尿病に薬はいらない」でした。

そこで書かれていることを概略紹介します。

糖尿病の診断基準

私の7月13日のブログ「血糖値は絶対に基準値内に入るようにすべきか」に記載のとおり、空腹時の血糖値が126以上かまたはブドウ糖負荷試験の血糖値が200以上のどちらかが当てはまると「完全な糖尿病」と診断されて経口薬を処方してもよいとなっていたようです(糖尿病ガイドライン)。

 

著者は空腹時血糖値126について以前は140であって、データエビデンスがないまま、いきなり126に変更になったことを書いておられ、このようなことが実際に行われていると吐露されています。

 

HbA1cは5.8以下は正常で、9を超えると合併症のリスクが高まるとなっています。

薬の種類

私の7月19日のブログ「副作用との闘い」で最新の薬は7種類になると記載していますが、この本ではまだ4種類です。

 

SU剤、αグルコシターゼ阻害薬、ピグアナイド薬、インスリン抵抗性改善剤の4種類でインスリン抵抗性改善剤というのはたぶん チアゾリジン薬と思われます。

 

結論

SU剤などは衰えてきているすい臓にムチを打ち過酷な労働を強制するようなもので、ますます すい臓がだめになっていく、それ以外の薬も副作用で肝臓や腎臓にダメージを与えるものであるとしています。

 

ではどうするか。

 

毎日血糖値を測定して食事や運動で調節し、すい臓をいたわる生活をすれば改善されるとなっており、薬に頼らず自身の生活習慣を変えることが大事と書かれています。

 

ちなみに、まだこの頃は食事療法はカロリーコントロールであり、この本にもそのように書かれています。

平成20年(2008年)頃の書籍

糖尿病の診断基準

従来と同様、空腹時の血糖値が126以上かブドウ糖負荷試験が200以上かですが、さらに随時血糖値が200以上ということが追加されています。

 

随時血糖値というのは、たまたま測定した血糖値が200以上ならば糖尿病ということです。

 

そして糖尿病になると合併症はさけられず治らないということになっています。

 

結論

正しい食事療法が高血糖を改善させるとなっていて、食事療法はカロリーコントロールになっています。

 

炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよく食べること、1日の摂取カロリーを生活強度を加味して計算し、合計カロリーをその範囲にいれることが大事であるとしています。

私の現在の生活強度で計算すると約1500kcalになります。

 

この時、このような本を見るたびに 糖尿病の本って料理の本か?と思って、自分には到底計算して食事などすることは不可能だと思った記憶があります。

 

平成22年(2010年)頃の書籍

糖尿病の診断基準

糖尿病診断における参考事項として挙げてるのがHbA1cが6.5以上か空腹時血糖値が126以上もしくは随時血糖値が200以上の場合を糖尿病と診断となっています。

 

薬の種類

私の7月19日のブログ「副作用との闘い」の中で記載した7種類の内、6番のSGLT2阻害薬を除く6種類を記載しています。

よって、SGLT2阻害薬(糖分を尿から排出させる作用の薬)がつい最近の薬となるのでしょう。

 

この本の中では 最新の薬としてGLP-1関連製剤を「糖尿病が治るかもしれない夢の薬」として紹介しています。

 

ブドウ糖を口から入れた場合と注射で入れた場合とでインシュリンの分泌量が異なってくるという現象からインクレチンというホルモンを発見し、それを応用したものがGLP-1関連製剤ということらしいです。

 

この時はまだこの薬が開発されたばかりで、期待が高まっていたのですが、その後、やはり副作用も報告されて現在に至っているようです。

 

この時の糖尿病に対する考え方

合併症は不治の病であり、ほとんどの合併症から逃れようと思うとHbA1cを5.8以下にすべきであると書かれています。

 

 平成26年(2014年)頃の書籍

一番最近読んだのが下記の本です。

これによると糖尿病の合併症の原因はAGEと言われるもので、過去にHbA1cが上がりその後HbA1cを下げても以前に作られたAGEはそのまま残っているので合併症のリスクは消えないということと、合併症はもはや不治の病ではなく、治ることが分かったということです。

 

よって、糖尿病治療は合併症の予防と治療に注目すべきであり、今、無理やりにHbA1cを下げることだけが重要ではないということのようです。

 

もちろん最初からHbA1cが低ければそのほうがよいのですが、いったん上がってしまえば合併症が出ないことを目標にするほうが得策とのことらしいです。

 

ちなみに食事療法としてはカロリーコントロールではなく、糖質コントロールになっています。

 

概略は私の6月23日のブログ「尿アルブミンについて」に記載しましたので参考にして頂き、詳細はこの本を一読されることをお勧めします。