ziechanA’s diary

今年70歳になった爺ちゃんAの体験です。中森明菜の「少女A」にちなんで「爺ちゃんA」にしました。高齢の今、持病の糖尿病との奮闘記や好きな読書の感想などを書こうと思っています。 

つい考えてしまう人間というもの

 

読書記録

飢餓海峡

ぼくは定年以降は 糖尿病のこともあり、時間もそれまでより余裕ができたのでけっこう 読書をしました。

最近読んだのは水上勉さんの「飢餓海峡」。

水上勉さんは1919年生まれでぼくより30歳年上です。

2004年に85歳で亡くなられました。

ぼくが16歳の頃映画化されたようですが、映画をみることも小説を読むこともありませんでした。

この年になって じっくり読んだのですが、よく このような 壮大なドラマを書き上げるものだと改めて感動しました。

北海道、青森、東京、京都、舞鶴、そして津軽海峡を舞台にしたすごいスケールの物語です。

ヒロイン 杉戸八重、下北半島で生まれ大湊で酌婦をしていたが犯人犬飼多吉と出会い、薄幸の生涯を終える。

架空の人物ですが、魅力的な女性で一目 会ってみたい気がします。

小林弘幸氏の著書 

小林弘幸さんの 自律神経に関する本もたくさん 読ませていただきました。

彼は 外科医であり、自律神経についての研究をされた動機というのを著書の中で書かれています。

私たち 外科医は手術に臨むとき、最終的な責任をすべて自分で負わなければなりません。命にかかわる極限の現場では「動揺すること」は絶対に許されません。

動揺すると、自律神経が乱れ、判断を誤れば 患者さんを死の境に追いやってしまうことになります。

よく これだけ自律神経についての考察をされたと思い尊敬と驚愕しかありません。

三匹の猿 

その中で 興味深かったのは「人生を決めるのは 脳が1割、腸が9割」に書かれている「3匹のさる」のことです。

皆さんも 一度は 耳にしたことがあると思いますが、「見ざる」「言わざる」「聞かざる」のことです。

ぼくは小学生の時に 担任の先生が 皆にこれを 伝えて 各自 目をふさがしたり、耳をおさえさせたり、口に手をあてさせたりしていました。

ただ、その意味については聞いた覚えがありません。

皆は 言われるままにその動作をやっていたように覚えています。

しかし、この本の中でその意味を説明されています。

1.見ざる

他者と比較をすること。

これにより、どうしても優劣を比較してしまいストレスをためこんでしまう。       

2.言わざる

余計なことを言わない。

悪口やネガティブなことを口にすると、言葉はブーメランのように自身にかえってきて ストレスになる。    

3.聞かざる

情報を鵜呑みにしない。

ぼくらの世代は 情報弱者と言われるように真実の情報を自分で探して自分で判断することをしない人が多い。

ネットに慣れていないこともあり、捏造情報をそのまま信用してしまう傾向があります。

そして どの本かは 今 探さないと出てこないのですが、第4のさるがいるというのです。

第4の猿

それが「思わざる」。

人間は パスカルの言葉「人間は考える葦である」にあるようにどうしても 要らないことを考えても仕方がないことを考えてしまうというのです。

これについては ぼくの思うことを次回書こうと思っています。